SP版まですべて見終わったので、ブログ書きます。
本当は毎話感想を書きたかったけど、なんだか毎回うまく咀嚼できなかったからまとめて書くことになってしまいました。
前作連ドラ版「おっさんずラブ」が好きすぎて、少しだけ不安だったシーズン2。
恋愛に絡むであろうキャラクターが多すぎて、1話を見るのがとても不安だった。しかし春田と武蔵を見るとまたおっさんずラブが見れるんだなぁという変な安心感があって、わくわくして見ていた。
でもやっぱり、キャラクターが多くて2話あたりまでキャラクター説明回だったかなぁ。不動産編は主軸になるキャラクターが、武蔵・春田・牧の三角関係だったからシンプルだったけど、今回は春田、武蔵に加えて成瀬とシノさん、この2人の恋愛模様も作品の主軸になってくる。
ドラマが動いたのは3話のあの雨の回。シノさんが春田を好きで、成瀬も少しずつ春田に心を開き始めて…ていうのかじわじわ出てきて。
印象に残ったのは、5話のシノさんの元家族が登場した回。
多分きっとシノさんは、元奥さんと息子さんのことが気がかりで春田に真剣に向き合えなくて、でもこの回があったからこそ、シノさんはもう1度恋愛してみようって、思い切って春田に1週間お試し交際を申し込んだんだと思う。6話のあっという間のお試し交際の1週間は本当に至福…。シノさんと春田がお似合い過ぎて。春田とシノさんが付き合ったif話が見てみたいよ~…うー…って思う位、デート中の二人は楽しそうだった。でも、春田のシノさんへの「好き」は恋愛感情ではない。それがとてつもなくつらい。
更に、切ないのは成瀬に想いを寄せる春田。でも成瀬はシノさんが好きで。
私は春田が好きなせいもあるけど、あまりにもこの三角関係は切ない。更に不動産編では見たことのなかった自らが同性に対して想いを募らせる春田が新鮮で、でも切なかったのです…。春田は成瀬に嫉妬だかなんだか分からないグチャグチャした感情が爆発しちゃって無理矢理キスしちゃうし!びっくりしたよ!(ああ、でも田中圭さんのキスはいつ見ても素敵です…)
シノ→春田→成瀬がとにかく切なかった!!!やばかった!
★以下メインキャラクターについて
・武蔵
不動産編よりも更にパワフルになっておりました。最終的には若者を導く師匠へ…笑
4人勢揃いの時は、卓球とバッティングセンターと相撲と、おっさんのアオハルかよ、ってシーンが多くて笑うw特に6話のバッティングセンターの4人が面白い。成瀬と食事に行った時とかも面白い。ただ、春田と絡むシーンが少なめな印象がある。もっと春田好き好き!ってとこ見たかったなあ。
・シノさん
切ないキャラクターで空編ドラマ中では一番好きだったかもしれない。
絵とピアノと料理が上手で、面倒見がよくてみんなのお母さんみたいな感じ。でも少し天然。かわいい。
かと思えば、お試しデートで銭湯に行った時の身体の出来上がりがすごくて、そのギャップもやばい(笑)
・成瀬
小悪魔的な可愛さで、でも時折男らしい顔も見せることあって。
終盤に向かうにつれ好きになってきた。30歳でこれってやばいです…千葉さんの破壊力よ…。
モテると思うけど、恋愛経験値低すぎてSP版の成瀬のキャラ崩壊やばかったw
最終回のキスと、SP版の成瀬が最高にかわいいよ。
・春田
上にも書いたけど、結構積極的に成瀬にアタックしてたものの、フラれるというね…。
イルミネーションのあのシーンといい、今回は切ない立ち回りが多かったかな。
でも今回の春田もやっぱり優しくて、周りを一生懸命に考えてる春田でした。感極まって泣いちゃうところもやっぱり大好きです。そしてやっぱりおっさんずラブの主人公は春田しかいない。
空編、すごく面白かった。SP版まですごく楽しく見れました。
でも蛇足かなーと思えるところも少しだけあって。
1つ挙げると、ひなちゃんはなんで春田を好きな設定なんだろう?とか。ひなちゃんはとてもいい子でとても好き、なんだけど…なんだか中途半端な役回りになってしまい、不憫に思えてしまった。でも終盤では道端くんといい感じになるからまあ、結果的にハッピーエンドなのかな…。
あの春田とのデートでのひなちゃんが涙がすごく切ないだけにね。すこしだけ消化不良。
あとは主軸の4人の恋愛を描くのに、8話という話数は少ないかなと。
各キャラにスポットを当てて、もうちょっとみんなの気持ちを丁寧に描いてほしかった。早足に話が進み過ぎて、面白かったんだけどなんだか途中まで気持ちがついていけなかった。
SP版がすごく楽しかったから、純粋に成瀬とシノさんの話だけでも今回の空編はよかったのかなーとか。でも、おっさんずラブは春田と武蔵を主軸に動いていくから難しい。もうすこし話数があれば、春田がなんで成瀬を好きで、って話も丁寧に描写できたんじゃないかなと少しだけ思った。
パイロットを辞める武蔵に最後の最後で自分の想いを告白した春田。
私があまりも行間を読めなさ過ぎなのかもしれないけれど、もうちょっと春田と武蔵が会話するシーンも欲しかった。春田が武蔵に告白するような決め手、というか。ここがね、すごくモヤモヤする…。
でも3年間、世界線は違えど武蔵は春田を一途に想ってきて、それがやっと成就した。それはおめでとうと素直に思います!
ここまで書いて思うのはやっぱり私はおっさんずラブという作品が好き。
SP版の配信も昨日後編が終了し、まだシナリオ本、オフィ本、劇場版、空編の円盤発売といろいろ控えておりますが、もうおそらく新しいおっさんずラブが見れないんだなと思うととてつもなく寂しいです。
とりあえず、おっさんずラブ-in the sky-おつかれさまでした。
モヤモヤ少しだけあるけど、そこは自分の想像で補うとして。作品自体はすごく楽しかったです!