ねこのこうとうぶ

触れた作品の感想や日記がメイン。

【映画】「僕の好きな女の子」「(ハル)」雑感

■映画「僕の好きな女の子」

www.youtube.com※どのシーンの奈緒さんも可愛いが、特にメガネ姿が超絶かわええ…

めちゃくちゃせつねえ話だった…
加藤役の渡辺大知さん、美帆役の奈緒さんがよかっただけになおさら辛い。

加藤と美帆は友達同士で、加藤は美帆のことがすき、でもこの関係を壊したくないから気持ちを伝えられずにいるという…このね。加藤という男の奥手さがもうね…悩みに悩んで買ったケーキ渡せずに帰るという…!!!しまいのは美帆に彼氏ができたのって言われ(凧をあげながら)、あの加藤の表情たらないよ…!!!!ノリなのかなんなのか、彼氏と会いたいとか言ってしまうし…。

美帆は加藤のことが好きだったのでなかったのだろうか、と思わせるシーンもありましたが…どうなんだろう。本当に美帆は加藤の気持ちが分からなかったんだろうか。
ラストシーンでは加藤は妻子持ちになっていて一応美帆のことはふっきれたんだろうけど、心の底では引きずってそうだよね。

終盤になってから涙が止まらなかった。せつねえ恋の話でした。

※色んなレビューを見ていたら、この映画は加藤の脳内妄想?書いてる脚本?(加藤は駆け出しの脚本家)だと書いてる方がいて、なるほど…と思っておりました。
それだとラストのバンドマンとの会話が腑に落ちると思った。でも、妄想つっても、めちゃくちゃ辛すぎるよ…。



■映画「(ハル)」

www.youtube.com※どのシーンの深津絵里も最強に可愛い。

1996年公開。
深津絵里さんと内野聖陽さん主演。

森田芳光監督の作品は「家族ゲーム」「の・ようなもの」「間宮兄弟」「ときめきに死す」などみてきましたが、これが一番好きかもしれない。
パソコン通信なんて呼ばれていた時代、映画フォーラム出会った「(ハル)※内野聖陽」と「(ほし)※深津絵里」。チャットからメールのやりとりをするようになり、プライベートの悩みや出来事などをやりとりするような仲になる。東京と岩手、お互い顔も知らず近いようで遠い関係。画面に映る無機質な文字列、二人が交流を深めるにつれ、その1通1通に温かみが感じられるようになってくる。

新幹線のシーンもすごくよかった。
荒いビデオカメラの映像に収められるお互いの姿。少しずつ歩み寄っていってるかんじがして。

終盤、(ほし)の妹が(ハル)のガールフレンドだと知り、(ほし)が自分の気持ちにやっと気づいて、ふたりで初めて会うラストシーンもよかったです。
純愛と言ってしまえばそれだけなのですが、暖かい気持ちなった作品。すごくよかった。


しかし、この時代のインターネット…いいなあ…。