■映画「セックスの向こう側 AV男優という生き方」
職業として働いている人が圧倒的に少ないAV男優さんにスポットをあてたドキュメンタリー。撮影シーンが少しと、インタビューが殆どを占める。私ですら名前を知っている男優さんがちらほらいたので興味深かった。この業界にはいったのも俳優をやっていてその流れだったり、応募だったりとさまざまでそれだけで面白い。
AVに限らず、また男性も女性も、性産業に従事する人は、体力的にも精神的にもなかなかしんどいし、仕事として続けていくにはよっぽどの根性がないと続けられないような気がする。（しかし、インタビューを見ていると、女性のほうが更にしんどいんだろうな…という業界特有の闇を感じる。）AV業界のドキュメンタリーだと「監督失格」が圧倒されたんだけど、こちらはこちらで生の声が聴けるのがひたすら面白い。男優さんにプライベートでのセックスついて聞いてるのも面白かった。感覚麻痺しそうだなあ。
■ドラマ「桃色探訪～伝説の風俗～」
1話だけ見た。ケンコバが主演で各地で風俗に行きまくるドラマらしい。カラミシーンはケンコバではなく別の俳優さんになっていたけど、最中の心の声はケンコバで笑った。風俗嬢の女性はAV女優さんらしい。おっぱいは控えめだったけど、スレンダーで白ビキニがえちちでした。光るローションプレイて(笑)って思ったけど、これがまたえちい。
■ドラマ「ロマンス暴風域」全5話
私は、非モテ役？冴えない役？うだつのあがらない役？本命にならない役？そんな人物を演じる俳優の渡辺大知さんが好きです。こじらせ気味の非常勤講師・民生よかったなあ。いや冴えない役なんだけど、やっぱりカッコいいんだよなあ。そりゃいつの間にかヤリチンになってるよ。そんな民生と、風俗嬢・芹香の恋愛を描いたドラマ。いやもうなにこれ本当にロマンスに発展するのかなーと思ってたけど、1話で芹香が「明日結婚するから」となり、私も「は！？？？？？」と画面に向かって言ってしまった。このドラマ何か足りないなーと思ってたけど、なんかもう1話のラストからジトジトな湿気みたいなものが存分に漂ってきて、好き…好き…となってしまった。芹香と疎遠になり、民生がストーカーになりかけたり、他の女とのセックスに依存したりとかそういう、なんか男のメンヘラぽい行動と、相手の女性の利害が一致して、モテ期というか、これはもはやヤリチンになってしましたね、民生。激安風俗店の嬢・なっちゃんと同棲も芹香と重ねていて、なっちゃんのこと何も見てないのに、さんざん酷いことしたのに、民生のことが好きって、なっちゃんがほんといい子過ぎてね…。なっちゃんに結婚を申し込んだのもこれでいいの、ふたりは幸せになれるのか…。あああああ、モヤモヤする作品だけど、面白い…。こういう性と好きと愛がぐちゃぐちゃになってる作品が好き過ぎて。なんか湿っぽいモテキみたいな感じ。
芹香も言っていたけど、恋愛と結婚ってまったくの別物で恋人同士が別れるのはいつでもできるけど、離婚はそれなりの労力が必要。自分と相手だけじゃなくて、相手の両親とか自分の両親とか、色んなものが絡んでくるから。マンガも読んだけど、やはりモヤモヤも残る。けど、面白かった。
このドラマを見た後に、映画「勝手にふるえてろ」を久しぶりに鑑賞。二くんやっぱりちょっとウザい…て思ったらラストのアパートのシーンめちゃくちゃ良…キスシーンの時の手…！！！ヨシカ役の松岡茉優ちゃんも可愛いのなんなの…。やはりこの作品理想すぎんだよなぁ…。同じ監督の私をくいとめても無性に見たくなりました。
