ねこのこうとうぶ

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映画「狂い咲きサンダーロード」感想

今日は旦那が飲み会なので映画のDVDでも見ようかなという気分で、
昨日はツタヤに駆け込んだのでした。

借りてきた1本が「狂い咲きサンダーロード」です。
何かの記事でこんなタイトルのカルトムービーがあると知り、ずっと見たかった1本。


とりあえず予告編をはる。

暴走族の暴力映画…かと思いきや、これなんかとてつもなく凄い…。いやどこか凄いかっていうのはうまく言葉にできないんだけど、なんだろう…すごく言葉に困る。とにかくぶっ飛んでる。
作品の設定とか滅茶苦茶で本当に意味がわからないのに画面の熱量がすごくて目が離せない。飲み物を飲む隙も与えない位、画面にくぎ付けになる作品。これを面白い…といってもいいんだろうかわからないけど嫌いではないし、むしろ好きの部類なのかも。

劇中に流れる曲もツッパリというかアウトローな雰囲気で好き。泉谷しげるはぶっちゃけ鬼太郎の曲しか知らなかったけど(笑)カッコいい曲を歌う人なんだなぁとか、PANTA&HAL(頭脳警察のボーカルがやってるバンドらしい)、THE MODSなどとにかくカッコいい。

暴走族の特攻隊長(連合から奇襲をかけられ五体不満足となる)が敵となる連合と右翼団体を相手にたった一人(まあ、犯罪者とシャブ中の中学生?という助っ人はいるけどw)で死闘を繰り広げるのです。
そしてラストがとてもつもなくカッコいい。最初から最後までよくわからないんだけど、主人公の特攻隊長・ジンがカッコよくて胸熱…とか不覚にも思ってしまうんだよな。

しかも、40年前にこの監督が大学の卒業制作で作った映画らしい。
爆発はあるし、バイクや車転がすし、シャブでラリッてる描写とかとかあるし、とにかくすごい。

知ってる俳優さんが小林稔侍さんしかいなかったけどこれが右翼団体のリーダーで、
ジンが所属する暴走族・魔墓呂死(まぼろし)の初代リーダー。で、男色というすさまじい設定。

カオスだけど、不思議な魅力のある映画です。
面白かった。